私たちが普段使う『めがいい』というと、『目がいい』というニュアンスが大きいと思います。この場合の『目』はよく見えるかどうか=『視力』を指します。
視力はほとんどの人が検査したことがあると思いますが、一定の距離のところにあるランドルト環(C)の切れ目がどこを向いているかが、どのくらいの大きさまで見えるかを数値化することで計ります。しかし、この検査で計れるのは遠方視力で、視力の中の一部分に過ぎません。
他にも30㎝から50㎝といった近くのものを見る近方視力や遠近を計る深視力など視力にも様々なものがあります。
この視力は目の網膜にどれだけ理想的な解像力が備わっているかを意味し、仮に近視や遠視、乱視で視力が低くても、眼鏡やコンタクトレンズで矯正することができます。
では、『眼がいい』というとどうでしょうか?
人それぞれで捉え方があると思いますが、『眼』は医学的、解剖学的に使われることが多く、より専門的な印象になります。「眼科」や「眼鏡」のように使われ、『視覚』に関する具体的な機能や構造を指す場合に使われます。
視覚は『見る力』全般を指します。
見る力には、3つあり、一つ目は『感覚機能』(先述の視力)、二つ目は『運動機能』、三つ目は『情報処理機能』です。この3つの能力が高いと視覚機能が高い=『眼がいい』ということになります。
視覚は当然、人それぞれで異なり、同じものを見ていても見え方が違います。
例えば下の絵も人によって見えるものが変わります。何に見えますか?
私たちの日常生活でもあまり視覚を意識することはないですが、あらゆる場面で働いていますし、特にスポーツの世界では、この視覚機能がパフォーマンスに大きく関わります。
次回は、この視覚機能について詳しく見ていきたいと思います。
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