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重心の意識が動きを変える


重心という言葉はよくスポーツの世界では聞きますし、我々もよく使いますが、実際に重心が何なのか、どこにあるのかはかなり曖昧ではないでしょうか?

重心は、スポーツだけでなく、日常生活においても重要だと日々感じています。

では、重心とは?ですが、重力が剛体に作用する点で、理論的な重さの中心と定義されています。?ですよね。要するに力を加えても形が変わらない物体を別の方向から吊り下げた時に通る線の交点が重心になります。例えば、ボールはどの方向から吊り下げても交点はボールの中心になるのは想像がつくと思います。


では、ヒトではどうでしょうか?まず、ヒトは剛体ではなく、体の肢位によって形が変わるので半剛体となります。なので、体の各部分(手、前腕、上腕、体幹、大腿、下腿など)にある重心をまとめた一点ということになり、姿勢によって身体重心は変化します。


直立姿勢では、仙骨の前方で、身長の約54~56%の位置にあります。

両腕を上げると約8cm(身長の4~5%)上に上がります。

片脚を曲げて上げると約10cm(身長の6~7%)上に上がりま。

両腕+片脚を上げると約18cm(身長の11~13%)の重心変化が起こります。

また、前屈すると重心は体の外に出ます。


なので、剛体のように常に一点にはないため、動きの中で常に変化しています。しかし、運動するということは、この重心をコントロールするということになります。重心を効率よくコントロールできるということは、省エネルギーとともに、各部に掛かるストレスの軽減にも繋がります。目には見えませんが、感覚の中で身体重心を意識することはスポーツだけでなく、日常生活にも必要ではないでしょうか。

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