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筋力・筋持久力・パワーの違いとは?正しく知って効率的に鍛える

筋力・筋持久力・パワーの違いと関係性

目的に合ったトレーニングのために知っておきたい基礎知識



はじめに


トレーニングやスポーツの話になるとよく出てくる「筋力」「筋持久力」「パワー」。一見似たように思えますが、それぞれの意味は異なり、体づくりや競技力向上において役割も違います。さらに、この3つはバラバラではなく“つながり合う関係”にあります。


1. 筋力(Muscular Strength)


筋力とは「筋肉が発揮できる最大の力」のことです。

・重いものを持ち上げる

・強い力で押す・引く

といった動作に関わります。筋力は体の“基盤”であり、どんなトレーニングもここを高めることで安定性とパフォーマンスが大きく変わります。


関わる生理要素

・神経:必要な筋線維を素早くたくさん動員できるほど強い力が出ます。

・筋肉:筋断面積(筋の太さ)が増えると、出せる力の“上限”が上がります。

・収縮様式:エキセントリック(ゆっくり下ろす局面)は高負荷に強く、筋力向上に効きやすい。


鍛え方の例

バーベルやダンベルを使った高負荷トレーニング(5〜8回で限界の重さ)

・下半身のスクワットやデッドリフトで大筋群を強化



2. 筋持久力(Muscular Endurance)


筋持久力は「同じ筋肉を繰り返し使い続けても疲れにくい能力」です。

・長時間歩く

・階段を何段も上る

・軽めの運動を回数多く続ける


といった動作に関わります。筋持久力が高いと、疲れにくい体を作り、試合や日常生活でも最後まで質の高い動きを維持できます。


関わる生理要素

・エネルギー供給:有酸素・解糖系の働きで「燃料切れ」を遅らせます。

・筋線維:比較的、遅筋(タイプⅠ)の活躍が大きい。

・循環:毛細血管・ミトコンドリアの適応が“粘り”を支えます。


鍛え方の例

・自重トレーニング(腕立て伏せ、スクワットなど)を回数多めで行う

・軽〜中負荷のウエイトを15〜20回で限界になる強度で反復


3. パワー(Power)


パワーは「筋力 × スピード」で決まる“瞬発力”です。

・高くジャンプする

・素早く立ち上がる

・ダッシュで一気に加速する


といった短時間での爆発的な動作に直結します。筋力があってもスピードがなければ大きなパワーは出ません。


関わる生理要素

・神経:高頻度の発火・素早い動員。

・伸張–短縮サイクル(SSC):素早い下ろし→即座に跳ね返すで腱の弾性を活用。

・負荷は中程度でも、加速(速さ)を最大化することが重要。


鍛え方の例

・ジャンプトレーニング(プライオメトリクス)

・軽〜中負荷をできるだけ速く持ち上げるスピードトレーニング

・オリンピックリフティング動作(クリーン、スナッチなど)


4. 3つの違いと関係性


それぞれの能力は役割が異なりますが、つながり合っています。

・筋力は土台:筋力が強いほど、日常動作やスポーツ動作が“相対的に軽く”なります。

・筋持久力は粘り:筋力という土台を長時間発揮し続けられる力です。

・パワーは即応性:筋力を“どれだけ速く”使えるかにあたります。


能力

意味

日常の例

スポーツの例

筋力

最大の力を出す能力

重い荷物を持ち上げる

デッドリフトやベンチプレス

筋持久力

同じ筋肉を使い続ける能力

長時間歩く・姿勢を保つ

マラソンの後半も崩れないフォーム

パワー

力を速く出す能力

素早く立ち上がる

ジャンプ・短距離ダッシュ

まとめ

・筋力:強さの“上限”

・筋持久力:強さを“持続”する力

・パワー:強さを“瞬時”に引き出す力


この3つはそれぞれ独立した能力ではなく、土台・持続・瞬発と順に積み重なっていく関係にあります。


目的に合わせて重点を変えながらトレーニングすることで、より効率よく成果を得られます。

BodyDesignWorksでは、この3つのバランスを一人ひとりの目標に合わせて設計しています。

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