今回は脂肪は燃焼するのか?をテーマに考えてみます。
よく運動すると脂肪が燃焼するという言葉を聞きますが、
本当に脂肪は燃焼しているのでしょうか?
そもそも燃焼とはどういうことなのでしょうか?
燃焼とは物質が酸素と激しく化合して、熱と光が生じる化学反応です。
物を燃やすと火が起こり、熱が発生します。
確かに脂肪に火をつけて燃やすと熱が発生し、二酸化炭素と水になります。
では、体内でも脂肪から火が起こり、熱が発生しているのでしょうか?
そんなことが起れば大変です。
最終的には脂肪が二酸化炭素と水になりますが、体内では様々な
化学反応により、脂肪から活動のエネルギーとなるATP(アデノシン3リン酸)を作り出すという代謝が起こっています。
イメージとしては脂肪を燃焼するというとわかりやすいですが、実際には
脂肪がエネルギーとして燃えてなくなるのではなく、
活動のエネルギーを作り出すために水と二酸化炭素に変換するということなのですね。
いかに脂肪から活動のエネルギーとなるATPがたくさん必要になる状態を作るか
が痩せるためには大切ですね。
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