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筋の活動様式について

私たちの体は筋肉が収縮することで骨を引っ張り、関節の回転が起こることで動作が行なわれます。骨だけでも、筋肉だけでも運動は起こりません。各筋肉が協調して収縮することで歩く、走る、投げる、飛ぶなど、さまざまな運動が可能になります。



では、筋肉の働きについてみてみましょう。

筋肉には縮む(収縮)働きしかありません。自ら伸びる(伸張)ことはできません。筋肉が縮むことによって引くことも押すことも可能になります。例えば、手で物を押す動作は肘関節が伸びることによって起こりますが、この動作は上腕三頭筋が収縮することで起こります。また、手で物を引く動作は肘関節が曲がることによって起こりますが、この動作は上腕二頭筋が収縮することで起こります。


次に、筋肉の活動様式についてみてみます。

関節運動には主に3種類あります。1つは伸ばす動きと曲げる動き、2つ目は伸ばされる動きと曲げられる動き、3つ目は伸びも曲がりもせずに保つ動きの3種類です。

1つ目は上記で説明した肘を曲げる・伸ばす動きです。これは筋肉の能動的な働きです。

2つ目は例えば、手で持ち上げたものをゆっくりと下ろす場合、肘関節が伸ばされることで可能になりますが、この場合は上腕二頭筋が引き伸ばされながら活動することで起こります。また、手で物を押しているけれど、押し返される場合は、肘関節が曲げられることで可能になりますが、この場合は上腕三頭筋が引き伸ばされながら活動することで起こります。これらの活動は筋肉の受動的な働きです。

3つ目は関節が曲がりもせず、伸びもせず、一定の角度で保つ場合です。この場合は、筋肉の長さの変化は起こりませんが、外部の力に対して関節運動を止めるという活動が起っています。


1つ目の筋の活動様式をコンセントリック・コントラクション(短縮性筋活動)

2つ目の筋の活動様式をエキセントリック・コントラクション(伸張性筋活動)

3つ目の筋の活動様式をアイソメトリック・コントラクション(等尺性筋活動)

と言います。


3つの様式で筋の活動は変わります。例えば、腕立て伏せをする場合、肘を曲げて一定の位置で保持する場合は、主に大胸筋と上腕三頭筋のアイソメトリック・コントラクションになりますし、下ろした体を持ち上げる場合はコンセントリック・コントラクション。上げた体を下ろす場合はエキセントリック・コントラクションになります。

このようにどのトレーニングも関節運動を起こす筋肉が上記3つの様式により活動しています。トレーニングする際は、それぞれの局面でどの筋の活動様式が使われているかを意識しながら行うことやどの活動様式をメインに行うかを意識すると体に掛かる刺激を変えることができます。

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